今回は、昨年からスタートしている改装プロジェクトについてご紹介させて頂きます。
ご依頼主は、目黒区祐天寺の閑静な住宅街にある平野屋米店 様。
戦後から営まれている老舗のお米屋さんです。
今はスーパーや通販などで手軽にお米が買える時代になりましたが、なかなか自分の好みに合ったお米を探すのは難しいですよね。
平野屋米店では約30種類のお米が店頭に並び、その中からお客様の好みや好きな食べ方に合うお米を選び、その場で精米してくれます。
量り売りで販売されているので、気になったお米を少しずつ買って試せるのもお米屋さんならではのお買い物方法です。
そんな地域に根ざしたお店を続けて来られた平野屋米店様ですが、3代目のお父様から4代目の娘さんへ引き継いでいかれることになり、そのタイミングでの改装工事をご依頼頂きました。
イメージをヒアリング
改装プロジェクトのスタートの際は、まずお客様にご希望のイメージをお伺いします。
今回、平野屋米店様には
- 古民家をリノベーションしたような、親しみもあり、新しさも感じられるようなお店
- 初めてのお客様、常連のお客様 どなたでも入りやすいお店
- 外国のお客様にも日本のお米に親しんでもらえるようなお店
というご希望イメージを頂きました。これを具体的な形に起こしていくのが私たちデザイナーの仕事です。
また現場調査を通して、
- 店内壁面クロスや床の老朽化
- 床置きしている米袋のため掃除がしにくい、奥の商品が取り出しにくい
- 夕方の西陽が強く、眩しい
などの問題点も見えてきました。これらの点も解消しなければいけないポイントです。
今回はデザインイメージのヒアリングの様子までをご紹介しました。
ブログを通して、1つの改装プロジェクトが進行していく様子をお伝えしていきたいと思っています。
次回は、今回のイメージを元にしたショップデザインをご紹介しますので、どうぞお楽しみに!