塗装だけでこんなに変わる ー賃貸物件のリノベーションー

今回は、先日ご依頼頂いた賃貸物件のリノベーション工事についてご紹介します。

東京、世田谷区のとある駅、大通りを少し歩いた先に新しいお住まいを見つけられたご依頼主様。

広さや間取りは十分なのですが、築年数のあるアパートのため部屋の中は少しくすんだ印象です…

そこでアパートのオーナー様にも許可をいただき、内装の塗替え工事を行うことにしました。

まずは色決めから…

塗装の色を決めるのってなかなか難しいですよね。

壁紙と違い、微妙なトーンの違いで何通りもの色が作れる分、一体どうやって決めればいいの…?と迷ってしまいます。

そんな時は、雑誌や写真集を見て気に入ったインテリアから色を選んだり、今ある家具やカーテンとの相性に合わせて選ぶと決めやすいかと思います。

こちらはカラーチャートと呼ばれる色見本帳。

色見本を実際に塗装する場所に当てて色の見え方を確認すると、仕上がりがイメージしやすいです。

ヨーロッパを中心に使われているRALのカラーチャート
日本には無いビビッドな色彩です

その時に気をつけたいのが面積効果

面積効果とは、同じ色でも面積が大きくなるにつれて 明るめの色はより明るく(薄く)、暗い色はより暗く(濃く)見えるということ。こちらを考慮して色を選ぶのがポイントです。

今回の工事ではクールなインテリアがお好きなご依頼主に合わせて、壁面は外の光を柔らかく反射する白、木枠や扉を締め色の黒 に決定! 

白と黒 それぞれにベージュを少しだけ混ぜて、柔らかさを感じられる色合いになるように調合しました。

こんな風に 好みに合わせて微妙なニュアンスのある色を作れるのが、塗装のメリットです。

塗装は下準備が重要

塗装の前に、まずは下準備から。

床などの広い面はビニールシートで養生し、木枠やスイッチプレートなどの細かい部分はテープでマスキングをします。

このマスキングが甘いと塗料がはみ出し仕上がりが汚くなってしまう為、早く塗り始めたい気持ちを抑え、下準備をしっかり行っていきます。

いよいよ塗装スタート

下準備が終わり、いよいよ壁の塗装スタート!

今回は全てYOKOスタッフ+ご依頼主にもご参加いただいての工事でした。

慣れない作業に苦戦しながらも、徐々にコツを掴めるようになっていくと作業も楽しくなってきます。

広い面はローラー、細かい部分は刷毛で..と道具を変えながら塗っていきました。

塗装屋さんにしか見えませんが、YOKO社長です

白い塗装の部分が終わり、次は木枠や建具に黒を塗っていきます。やっと工事もラストスパートです。

いよいよ工事完了

全ての塗装が終わり、いよいよ工事完了!

どこか薄暗く古びた印象だった部屋が、明るく生まれ変わりました。

木枠の黒が空間を引き締めて、窓の大きさがより際立ったように感じます。

白×黒で一見コントラストが強く感じられそうですが、少しのベージュを足したことで、外の光が柔らかく感じられる空間になりました。

賃貸物件でのリノベーションは難しいと思われがちですが、塗替えだけでもお部屋の印象は大きく変えることができます。

いきなり全部の壁を塗るのは難しくても、どこか一面だけ塗り替えてみる…

そんな”プチリノベ”でも、毎日の暮らしが少し豊かになるのではないでしょうか?

私たちYOKOでは、”プチリノベ”のお手伝いも大歓迎ですのでぜひご相談ください。

工事の詳細はこちらのページからどうぞ → すまいのリフォーム